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うながす(煌牙side)
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寄り添ったまま、雪夜が下をすべて脱ぎ捨て、長めのTシャツ一枚になる。
そのままこちらを脱がせようとする手を止めた。
「……待て。先に全部脱いじまえ」
「え……っ」
雪夜の瞳が不安に揺れ、キュッとTシャツの裾を握りしめた。
「……着てても、できる……から」
「全部見せろ、っつってんだろ!」
「……っ」
「大丈夫かは、正直見てみねぇとわかんねぇ。……けど、このままヤッたんじゃ、いつまでたっても女だったらって劣等感抱えたまんま、てめぇはてめぇに自信持てねぇだろーが」
「……っ」
ありのままを愛してやりたいなどとくさいセリフを吐くつもりはなかったが、この幼く健気な生き物が少しでも笑ってくれるのなら。
何だってできる気がした。
いい加減気づけと内心で毒づきながら、早くしろと乱暴にアゴでしゃくった。
Tシャツの裾を握りしめていた雪夜の指先が、静かに震えていた。
それでも逃れられないと覚悟したのか、一気に布を脱ぎ捨てる。
キュッと目を閉じたまま膝立ちした全裸の身体を、じっくりと眺めた。
胸は当然ながらない。
真っ白な男らしさの欠片もない身体だ。
肝心な部分には確かに男の証らしきものがついてはいたが、何と言えばいいのか、つるんとして赤ん坊のそれと相違なく。
恐れていた嫌悪感は微塵も感じなかった。
とりあえずはホッと息をつく。
「……つーか、毛はどうした?」
剃ったのかと問えば、
「その方がいいからって、その……ドンが……」
恐る恐る言われ、ぴくりと眉が震えた。
「……永久かよ」
「あれ以来全然生えないから、たぶん……」
はぁ……。
「……まぁ、いい。よく見せろ」
腰に腕を回して、引き寄せた。
「うわ……っ」
「これ、ムケんのか?」
小ぶりなピンクベージュの塊をつつけば、
「あ……っ、た、勃てば……っ」
慌てたように、腰を引かれた。
「……甘い声、出せんじゃねーか」
何だか楽しくなってきた。
ニヤリと笑い、輪にした己の指先でいたずらにゆるゆると扱いてやる。
「ひゃ…っ、や…っ、それ…ダメ……っ」
「何がダメだ、アンアン腰振ってるくせによ」
「あ…っ、ホントに…っ、イッちゃ…っ、はぅ…っ、イッちゃう、から…っ」
プルプル震えたかと思うと、止める間もなくビクビク震え、弾けた。
己のやったことながら、白く濡れた指先を唖然と見つめた。
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