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煽る(龍之介side)
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部屋に飛び込むなりホットラインをつなぐと、壁一面に焦ったような士郎の様子が映った。
「……ンだよ、座るンなら、こういう時はデスクじゃなくてベッドだろ?」
スマートフォンをベッドに放り出して、はぁ……と深く吐息した。
かねてからキツかった、バトルスーツのホックをくつろげる。
「……マジで折れるかと思ったぜ」
硬くそそり立った己のモノを、労わるように撫でてやれば、早くもヌメりが溢れてきた。
指と指の間に糸引くものをモニター越しに見せつけてやれば、
『な……っ』
唖然とした顔の士郎の首筋が、瞬く間に朱に染まる。
「……ンだよ、今さら照れンなって。上の口にも下の口にも、何度も溢れるほどくれてやったろ?」
『……っ、黙れ。……まったく、下品にも程がある……』
「あンだけ煽られて、まともでなんざ、いられっかよ。……せっかく二人きりなンだぜ……? 誰の邪魔も入らねェ今、トコトン乱れなくてどーする」
『オレも……おまえも、昼間からこんなことをしている場合じゃないだろう……』
「どーせ収めなきゃ戻れねェ。独りでヤんなら、二人でやったって、かかる時間は同じだろーが」
むしろオマエが熱くしてくれる分、早く済む。
「熱く……してくれンだろ? ……なァ? それとも、できねェ?」
『……っ』
できないとは、この男はけして言わない。
静かに熱い、根っからの負けず嫌いだ。
『誰が……できないと言った?』
ほらな? と己の口角が上がるのがわかる。
体良く踊らされたことに気づき、悔しげに視線を尖らせながらも、ここまで来ればもはや放った己の言葉に縛られ、ますます後には引けなくなる。
「……心配すンな。リードはしてやる。まずはシャツのボタンを外して見せろ。エロく……頼むぜ?」
『……っ』
ふざけるな、と言いかけた士郎が唇を噛み締めた。
深く息を吐いて、首元のボタンに手をかけた。
屈辱と羞恥に焼かれながらも立ち向かってくる姿に、ゾクリと肌が泡立った。
少しずつさらされていく肌に、視線が釘付けになる。
見えそうで見えない胸の頂きに、コクリと喉が鳴った。
口内に溜まった大量の蜜を呑み下す。
紅色の乳首にむしゃぶりつき、なめらかな肌に己の跡を残したい。
……まるで飢えた獣だ。
視姦されていることに気づいたのか、士郎の首筋が紅く染まった。
「隠すな……。オレのモンだろ? 全部見せろ』
『……っ』
羞恥に耐えきれなくなった士郎が、潔くシャツを脱ぎ捨てようとするのを、止めた。
「そのまま、肩にかけとけよ。チラチラ見えンのがたまンねェ……」
『その声……っ』
「……あァ? 声がどーした?」
我ながら甘く濡れまくった声に、士郎が絶え入るように深く吐息した。
『……っ、何でも……ない……っ』
己を落ち着けようと視線を逃すのを、アゴを突き出し、親指の腹を舐めながら、斜めに送った視線で縫い止めた。
「勝手に目ェそらすンじゃねェ」
『……っ』
「次は指で気持ちよくさせてやるよ」
立てた人差し指と中指を、あえてエロく音を立てて、ツ……と根元から指先へと舐め上げて見せた。
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