アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
バカは風邪を引いたことに気付かない4
-
「ごちそうさま」
結局食ったな
「んーどういたしまして」
薬も飲ませたし、帰るか…
「じゃあ帰るわ」
玄関にいこうとすると、服を引っ張られる
「ん?」
「もう帰んのか?まっまだ、いてもいいよ?」
つうか、いてほしい。
「…いや、帰りたいんだけど。」
本当はこれ以上いたらちょっと本当に、色々とあぶないしな。
弱ってるところって、無償に…
とにかく。手をだす前に、帰りたいんだっての。
「っそ。ごめん ひきとめちまって…」
少し、将吾の顔がつめたくみえて、風邪うつされるのが嫌なのかと思いながら
「じゃあな」
足早に逃げるように玄関に向かう
「まてよ もっと…ここいろよ 将吾」
「え?」
俺なにいってんの!?バカにされるんじゃねぇか!?と、後悔して恥ずかしさに赤くなる練太
反対に少し驚いてふりかえる将吾
少しの間、間が空いて
「はぁ 呼び止めんなよ ガマンできなくなるだろ…」
小さい声でいう
「何て言ったんだ?」
「なんでもないよ じゃあな」
なんとか理性を呼び戻し、はや歩きで玄関に向かう
「待ってってのっ」
ガバッと後ろから抱きつかれ、力のかげんができてないそれにかるくふきそうになり
「ぶっ…なにするんだコラ 転ぶだろ!」
「待ってっていってんだろ。おれ、将吾にいてほしいんだよ」
ぁあ。おれ、なにいってんだろ。ハズーっとけそう
「は?」
俺の理性。耐えろ。
「だから かえんないで いてくれよ もっと、一緒にいてぇの…」
練太の体が熱い抱きつく力が弱々しくなってる
「んっとに…わかんないやつだな。 帰らせろ治るもんも、治んないぞ」
本当に、困る
「やだっ」
ぎゅうっと、強く抱き締めて
行って欲しくないんだと心で叫ぶ
何だかんだ、寂しかったんだから。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 74