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初日は、顔合わせと、オリエンテーションで終わり、
明日からはもう終日日課だ。
「ねえねえ、逢瀬くん、部活何に入るの?
僕はサッカー部!」
あまりの明るい問いかけに引き気味にしていると、
「おい、日向!一緒のクラスだな。よろしくな」
と、あの声が降ってきた。
僕に言われたわけじゃ無いのにぞくぞくする。
そっと見上げると、悠野と目が合って、
ドギマギして目を逸らす。
「俺、悠野 天海。よろしくな。
こいつとは、中学が同じで、
生徒会とか一緒にやってきたんだ」
態度が悪い僕にも気に留めず、
落ち着いた話し口で自己紹介する。
ああ、日向って奴と知り合いなのか。
僕は黙って、こくこく頷くと、
「お前って、人見知り?」と、
悠野はにっと歯を見せて笑った。
ぞくぞくする。
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