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ある日、高校から帰ると、マコが青ざめてベッドにいた。
「痛むの?」
「うん、、、痛い、、、。」
ふうっ、、、と息を吐き出して辛そうだ。
そっとさすってやる。
安心するように。
「いつから痛いの?」
「お昼ぐらいから、、、。
はあ、、、はあ、、、、」
「もう、喋んないでいいよ。ごめん。声かけて。
痛み止め、飲んだの?」
「うん、、。
ふう、、、ふう、、、」
痛みがあると、呼吸数が増えるから、肺が苦しい。
強い痛みは、普通の人より胸郭が狭いので、呼吸が難しく危ないのだ。
「あ、潤、良かった。マコの薬を取りに行くから、マコ、見ててやって。
今日は何時もの薬ではダメのようだから。」
そう言って、母佳子(よしこ)は病院へ行った。
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