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87 こんな姿
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朦朧とした意識から、一気に現実に引き戻される激痛。
早く楽にさせて欲しい。
もう、十分だ。
これで、死ぬ大義名分が出来たはず。
あうあうと悶絶する耳元で、父が語りかけた。
「クラスメイトの天海くんと、日向くんが来てくれているよ。
今、すぐそこに。お前を心配して会いたいと言って」
熱と痛みで、汗がダラダラ出ているのに、
ドクンッと心拍数が上がり、
なおさら汗が出、息が苦しくなって来た。
会えるわけがない、、!
こんな姿、、見て欲しくない、、!
必死で首を振った。
しばらくして、もっと嫌な記憶が蘇る。
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