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※素股達成ならず
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「ローションなかったからサラダ油もってきた」
「……。ちんこフライにでもすんの?」
俺の好きな人はハイスペックだ。
背は190センチ近くあるし、筋肉も綺麗についてるし、なにしろ顔がイケメン。性格はウザいしムカつくしオタクだしクソだけど、たまに頭がイかれたように優しくなるから死ねばいいと思う。…まてまて、俺は何を言ってるんだ。俺こそ頭が狂ってるかもしれない。さっき、ちょっとエロいことしたからって、それだけでもう。
(き、緊張したぁぁぁ……!!)
ドキドキした、ほんとだめ、ほんとにだめ。だってこいつ色気がヤバイんだもん、男として純粋に尊敬する、カッコイイ。先手必勝、と思って、色々仕入れておいた知識。ぜんぶ無駄になった。あいつがまさか、俺のちんこ咥えるとは思ってなかった。恥ずかしくて死ぬかと思った、気持ち良くて、死ぬかと、思った。
わけわかんないタイミングで、俺の名前を呼ぶんだもん。そんなのずるい。ずっとハナクソハナクソって言ってたくせに、ずるい、ずるい。ずるいって。もうどろどろだ、溶けて消えそう。すきで消えそう。
平然を装うので精一杯、もとより性欲は薄い方、エッチな事をしたくなったのは、もしかして初めて。一回抜いて貰ったぐらいでなんだったいうんだよ、ベッドにへばりつかせていただるいカラダを起こす。ワカメとバチッと、目が合った。右手にはサラダ油を持っている。ふざけてる。サラダ油なんか俺の太ももに塗りつけようっての?バカなの?もう意味わかんないマジで。俺の好きな人はイケメンだ。そのせいでこの図がシュールすぎる。
「サラダ油ってちんこに塗って大丈夫か?」
「いや……ダメじゃね?ちんこ腫れそう」
「……アマゾンで買っとくわ。ローション」
「そーしてくれ。…で、お前だけ出してないからさ、こっち座れ」
「命令してんじゃねぇよハナクソの分際で」
「てめぇ性格悪いな?!ローション見つからなかったからって不機嫌になるなよ、ほら、早く!」
ここはワカメのベッドだけど、ぽんぽんと自分の横を叩く。ワカメはイラっとした顔をしながらも俺の横に腰掛け、向かい合うようにあぐらをかいた。あーくそ、やっぱデカいな、身長差はたったの15センチ。筆箱に入ってる定規一つ分。なのにこの体格差はなんだ。腹立つな、ほんとに高校生かよ。ワカメがローションを取りに行って、この続きをすると思っていたから、俺の下半身は服を纏ってはいない。男同士ってのは、楽だな。恥ずかしいって気持ちはもう無いに等しい。一緒に銭湯行ってるようなもんだと思えば余裕。だけどみっともないから、ズラされたパンツを適当に履き直す。キッチリチャックまで閉められた、ワカメのズボンにもう一度手をかける。じーっ、とチャックを開けると、ぱしっと手を止められた。
「も、いいって」
「泣かせるんじゃなかったのかよ、俺のこと」
「黙れハナクソ、地獄に堕ちろ。」
ワカメの言葉を無視して、ズボンの中に手を滑り込ませる。あったかいそれをむに、とパンツごしににぎると、慌てたワカメが俺の手を引き剥がしにかかってきた。
「っ!おい!ほんとにいい、」
「むかつくんだよ!俺ばっかりなんでもして貰って!そんなのなぁ、フェアじゃねーだろ!」
「お、お前と俺がいつフェアだったことがあるわけ?!常に俺が前を行く男だろ!」
「寝言は死んでから言ってくんねぇ?!」
「アホかお前日本語間違ってる…!ん、く」
再チャレンジだ。
パンツをずらすと、ワカメのわかめとワカメジュニアが顔をだす。さっきも思ったけど、なんでこんな色濃い毛が生えてくんの?俺は地毛が薄いからか、下の毛も薄い。色がな。色。量は普通のはずだ、と、思いたい。くそが、どこもかしこも完璧な見た目、性格がクソだとバレなければきっとヌード写真集とか出しても売れるんじゃね、死ね。
とりだしたそれをふにふにと弄る。やっぱり、自分の触ってんのと大差ない。チラっ、と、どんな顔してんのか盗みみると、ワカメは何故か俺の顔をガン見していて、ばっちりと目が合った。
「、こっちみんな!」
「いや、お前こそ!なんで俺の顔、じっと見てんの」
「うるせぇよ!手止めるなら今だぞコラァ!」
「止めねーよやるよ!こっちみんな!」
「お前がこっちみんな!」
ギャーギャーいいながらも、手は止めない。はー?もう、なんなの、いい形してんなちんこ。なんでもかんでも完璧に生まれてきやがって、せめて包茎だったら笑い飛ばしてやんのにな。だんだんと大きくなっていくそれをゆっくりと上下する。びく、と跳ねる目の前のでかい男の反応がいちいち面白い。ただ、だから、
「こっち、見んなって…!」
視線を感じる。俺の視線は手コキをしている自分の手、それでもわかる。ワカメが俺をガン見していることぐらい。そんなに熱心に見つめてくれるなよ、なんだよもう。
「なぁ、こっち見ん、んむ、…んっ」
バッと顔をあげると、そのまま顎を掴まれて、唇が合わさる。あ、ちょっと、まって。まってまって、
俺、お前とのキス、すごいぞくぞくするからイヤだ…!
逃げられない、くちゅ、と口内を舌でなぞられる音。水音が直接耳に響く、く、そ、が…!!
「ふ、っんんっ!こら、今俺が、っ、む、…は、ちょっ、んっ、まっ、」
ずっとじっとしてたくせに。
長い腕が伸びてきて、ワカメの腕の中に引き寄せられる。苦しい、息、上手くできない、やめてくれない、攻撃的な舌が、熱い唇が、…!
じわり。苦しさと気持ちよさと、やっぱり苦しさで涙が滲む。視界がぼやける。ワカメの手のひらが俺の頬を包んで、グッと力を入れてきた。今俺は確実にタコみたいな顔になってるに違いない。
「はっ、ブス。何泣いてんの?」
「お、ま、…!嫌いだ!ほんっと嫌い!クソ意地悪!ケツ掘るぞチンゲワカメカスバーカ!!」
「ってぇな!顎に頭突きしてんじゃねぇぞ、歯折れるわ!」
「あーそう!折れろ折れろ!このだらしないちんこも折ってやろうかコノヤローが!俺の思いのままに握り潰せることをお前は忘れてはいけない」
「はぁー?お前、俺のこと気持ちよくしてくれるんじゃねぇの?」
「だ、れ、が、そんなこと言ったんだよ!ちゅっちゅちゅっちゅちゅっちゅちゅっちゅキスしやがってコラ、上手くできねぇだろ!つーかだからこっち見んな!なんなの!」
「いや、ブスだなって思って」
「わかった。千切る」
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