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御幸くんは純さんが好き①
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「あれ?御幸は?」
「え…?さっきまで居たんスけど…
純さん、御幸に用スか?」
西東京地区にある野球の名門、私立青道高校3年生の伊佐敷純は、
寮の食堂に2年生の御幸一也を探しに来ていた。
「アイツが稲実のデータを一緒に見ようって言うからよ。どこに行きやがった?!」
口調が荒いのはいつもの事、食堂にいる部員達は
気にも掛けない。
「そう言えば、さっき降谷と一緒にいたから
また投球練習に付き合わされてるんじゃないか?」
3年生の坂井が言った。
「あ"?またか。ったく、せっかく時間を作ってきたってのによ。」
「純さん、オレと一緒に見ますか?ヒャハ」
2年生の倉持が気を遣って声を掛ける。
「…ま、いいさ。アイツから何か言ってくるだろ」
と言いながら、純は食堂から出て行った。
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