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〃 ④
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ズバン!と降谷の球が御幸のミットにおさまる。
(やべぇ…参ったな)
純とのアレコレを妄想していた御幸のカラダの一部に変化が起きていた。
同級生や先輩達のチームメイトになら、「やべぇ、たっちゃった♪」で済む。
皆、同じように性欲を押さえ込んで 日々厳しい練習に励んでいるのだから、何かの拍子に硬くなることは、珍しくない。
(ジャージだしなぁ、バレるかな。さすがに1年坊主には、まだ見せらんないよな~。ナニ言われるか分かりゃしない。沢村のヤツだったら、『ボッキ眼鏡!』とか言いそうだぜ )
勃ち上がった股間を気にしながら、降谷にボールを返す。
黒縁のスクエア眼鏡を掛けた御幸の、
いささか腰を曲げながらの返球に、降谷が声を掛ける。
「どうかしたんですか…?お腹が痛いんですか…?」
「?! い、いや…あ、ああそう!少しな、腹の下の方が…」
苦笑いをしながら言う御幸に、降谷は
「大丈夫ですか?」
と平然と聞いてくる。
(コイツ、大丈夫だって答えたら、まだ付き合わせる気だな!)
「悪いが、ちょっと無理そうだ。今日は、このくらいで終わりにしてくれ。」
いい加減、降谷も休ませないといけないのだ。
これ以上無理なのは本心だし、と思いながら、御幸が終了を告げる。
降谷は、不満そうなオーラを出しながら渋々納得した。
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