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〃 ④
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今度は、おそるおそる太ももに触れる…かたい。
筋肉すごい。
押して怒られたから、そっと なぜてみる。
ふくらはぎも。おしりも。腰も。
僕より小さいけど、僕より筋肉すごい。
やっぱり3年生は違うんだな…
あの二の腕も、力こぶ すごい。ただ曲げてるだけなのに。
なんだか胸がドキドキする。もっと触れたい。
この背中に顔をうずめてみたい。
純さんの後ろアタマ。襟足が くるんとしてて かわいい。
うなじがチラッと見える。
なんでだろう、うなじから目が離せない。
少し かがんで顔を近付けてみる。
あ、シャンプーのいい匂い。もっと嗅いでみたい。
もっと顔を近付けてみる…
「おい、降谷、重いんだけどよ」
え?
あ、いつの間にか純さんに覆いかぶさっていた。
うなじも すぐ目の前。
「スミマセン」
言いながら、離れまぎわに、チュッて うなじに唇で触れてみた。
「おあ?ビックリさせんな!」
うなじを手で押さえながら振り向いてくる。
…近い。今までで一番。
目が合って…
自然に唇が下りていって
純さんの唇に触れた。
時が止まった気がした。…のに。
バタン!
「さあ!ジュースを買って来ましたよ!」
沢村くんが帰って来た。
「って降谷!お前っ」
見られた?
「あーっ降谷!」
御幸先パイが慌ててる。何で?
「お、お前、純さんにナニやってんだ??!」
御幸先パイが騒ぎ出す。珍しい。
「(ツーン)」
「無視かよ」
「ヒャハハ何事だ?」
倉持先パイが面白がってる。
「あーうるせえっ」
純さんが吠える。うん、かわいい。
「降谷の顔が近くて当たっただけだ!
人の耳元でギャアギャア騒ぐんじゃねえっ」
…当たったんじゃないんだけどな。
でも、取りあえずその場は収まったから いいか。
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