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〃 ⑤
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明け方、目が開いた。目覚ましが鳴る前に。
…?あ、まずい。夢精してる。下着の中が気持ち悪い。
この間、出したばっかじゃないっけ?
今までは それで大丈夫だったのに…
体が変わってきてるのかな。分からない。
取りあえず下着を替えよう。このパンツ、どうしよう…このままだと、ちょっと…においが…
仕方ないから、洗面所に来て洗ってる。
自分の体なのに、分からないこと多いし、思い通りにならないことも沢山ある。
特に、こういうのは分からない。興味ないし。
アイドルの水着の写真とかで盛り上がってる人も
いるけど、僕は あんまり見たいとも思わないし。
なんて、つらつら考えてたら、声を掛けられた。
「降谷か?早えな」
純さんだ! えー見られたくないけど。
「オハヨウゴザイマス…」
「おぉ、おはよう…って…あー、すまん」
ぼくの手元のパンツが見えたみたい。恥ずかしい。
「ま、よくあることだ!気にすんな」
ダハハと笑ってる。あ、そうか…
「…のせいです」
「あ?」
「先パイのせいです」
思い出したんだ。目が覚める前に見ていた夢。
そう言えば、この間の事故のようなキスから
ずっと変だったんだ。ぼくの気持ち。
夢の中で、あのキスの続きを…しようとしていた
ぼく。
させてくれようとした純さん。
すごくドキドキしてた。だって、純さんの手が、
ぼくの………
「何でオレのせいなんだよ?!」
心外そうに純さんが言う。
分かってない。当たり前か。
「先パイ…」
「何だよ?!」
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