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〃 ⑥
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「先パイのこと、純さん て呼んでも良いですか…?」
少しでも、距離を縮めたい。他の人みたいに 純さんて呼びたい。
アタマの中で呼んでるだけじゃなくて。
「…?別に かまわねぇけどよ? それとお前のパンツと、どういう関係が…んがっ」
許してくれた!純さんて呼んでも良いって。
嬉しくて、気付いたら 純さんを抱きしめていた。
ぼくの肩ぐらいの身長の純さん。
抱きしめると、ぼくの腕にすっぽり おさまる。
かわいい。かわいい。かわいい。
なんか いつも いい匂いがする。
純さんの匂い。しあわせ…
「コラ、降谷やめろ、苦しい~」
力を入れすぎたかな。ごめんなさい。
「純さん…」
「あ?」
「純さん」
「おお」
「純さん!」
「たがら何だよっ離せ!」
ぼくの腕の中から離れていこうとする純さん。
やだ。待って…
「?!」
気が付いたら純さんにキスしてた。
純さん ビックリ眼。かわいい。
唇が、柔らかい…
キスって気持ち良いんだ。
ずーっと こうしていたいなー
と思ってたのに。
純さんから唇 離されちゃった。しゅん。
「降谷…腹が減ってんのは分かるが、オレを食うのは やめろ!」
ギリッと睨まれた。…アレ?
「ったく、オレは朝飯前の自主練に行くんだ!
時間がなくなるっての。お前も来るか?!降谷!」
…あれ?何で こんなにいつも通り?
ぼくは こんなにドキドキしてるのに。
純さんて天然なの?慣れてるの?
はぐらかしてるの?スルーってこと??
たくさんのハテナが、アタマの中を渦巻く僕を残して、純さんは自主練に行ってしまった…
あ、パンツ、干さなきゃ…
おしまい
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