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interlude Type B(倉持×御幸)①※R18?
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風呂場に入ると御幸がいた。1人で。
シャワーを勢いよく出して、体を流していた。
「よお、お前も遅かったんだな」
声を掛けると、ビクッとして振り向いた。
「……倉持……」
何だ?心なしか気まずそう?
ずいぶん顔が赤いけど、そんなに長風呂だったのか?
…あ、違うな…多分、これは…
ほんの一瞬だけ、微かに感じた匂い、これは…
「あ、オレ、もう出るわ。ゆっくり入れよ」
と、御幸は そそくさと風呂場から出て行った。
倉持が、風呂上がりに飲み物を買おうと 自販機の所まで来ると、また御幸がいた。
「よぉ」
「………おぉ」
流れで2人でジュースを飲む。ゴクゴクと飲み物をあおる御幸の喉元を見ながら、倉持が言う。
「お前さー…最近、多くね?自家発電」
ブハッとむせて咳き込む御幸。
「なんかオレ、変なタイミングでお前のに出くわすんだよなー。今日も風呂場で、だろ?
ま、だから悪いとか、そういうんじゃねぇけどよ」
らしくない気がしてよ、と倉持が目を伏せながら言う。
「なんつーか……純さんだろ?忘れられねーのかよ……」
想いを寄せている純の名前を出されて、御幸は少しうろたえる。
「純さんは……純さんには、オレ、振られたから…」
小さな声で呟くように……いつもの自信過剰な御幸らしくない。
「……あー……引きずってんのかよ…?」
「だって…毎日 練習で会うじゃん…
……気持ちが収まる訳ないだろ…」
「だったら何で告ったんだよ?」
「まさか拒否られると思わなかった…」
「どれだけ 自信過剰なんだよ」
「欲しいものは、大体、手に入れてきたし…」
倉持は、小さく ため息をつき、聞いてみた。
「純さんじゃなきゃ、ダメなのか?」
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