アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
〃 ⑪ 純さん×降谷
-
部屋のドアを閉め、足を進めようとしたところで
「…純さん?」
と、声を掛けられた。
「?」
声の方を見ると、1年生の降谷暁が いた。
決勝では先発を務めた剛腕ピッチャーだ。
「どうしたんですか?」
と、降谷が聞いてくる。
「そりゃ、こっちのセリフだ。何やってんだ、お前?」
普段通りを装い、純が聞き返す。
「眠れなくて……走ろうか、と」
ボソリと降谷が答える。
「こんな時間に、か?」
「…こんな時間に、純さんは何してたんですか?」
降谷に じっと見つめられ、純は言葉に詰まる。
ふい、と降谷が傍に寄ってきて、すっと純を
抱きしめる。
「おい…!」
「……純さん…ひどくされたの?」
「…えっ…?」
「御幸先パイに ひどいこと、されたんですか?」
降谷の抱きしめる力が強くなり、
純の顔は 降谷の胸に埋まる。
「…なに、言ってんだ…お前」
「ぼく、見てたんです。御幸先パイが、
純さんの背中 さすってるの…」
降谷の力が、更に強くなる。
「ぼくなら良いのに、って思った…
もっと いっぱい一緒に野球がしたかった…
純さんを抱きしめたい、って思った…」
思いつく事をそのまま、降谷が告げてくる。
「降谷…」
と、純が呼べば、じっと顔を見つめてくる。
「純さん」
降谷の唇が下りてくる。
熱を持ち、純の唇を ふさぐ。
たわむれに交わした口づけとは熱さが違うが、
ただ ぎゅうぎゅうと押しつけてくる唇に、
純は苦笑いをして、
「降谷、少し唇を開け」
と、言い、降谷の首に腕を回し、自分から唇を
合わせる。
初めは軽く唇に触れ、少しずつ角度を変えて
唇を食む。
降谷が舌を絡めようと出してくると、その舌を
唇で吸う。
そして、純の口の中に降谷の舌を招き入れ、
ゆっくりと絡める。
「んっ」
降谷の顔が上気してくる。目を閉じずに見つめ返される。
純は、降谷の頭を手で支え、何度も その口内を
舌で犯す。
「ん…ん、ん、」
降谷の息が鼻から抜ける。
その手が、純の背中を伝い 腰に下りてくる。
そっと純の尻を撫でる。
自分の腰を押しつけてくる。
ジャージ越しに、降谷の熱さを感じる。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
50 / 85