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ハル~R18オリジナル少年少女
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切りつけられたリエカはぐうっと情ない声出して、口から血の色の泡ふいてこと切れた。
殺されただけ。
女なのに。
いや女だからこそ。
こいつらはぼくを、
ぼくを!
ぼ…
アーミイジャケットがぼくに覆い被さる。
「女の子死んでくぜ」
何か言おうとしたロを、口髭のある唇で奪われる。
煙草の匂いが口腔に満ちる。
「おまえが悪いんだ。かわいいから」
キスしながら、その手で僕の抜き身にふれる。
ガラスの目になっていくリエカの前で、裸で、男たちのオモチャになってる自分。
いったい何でこんなことに…
事のおこりはリエカがおばさんとケンカして、うちに転がり込んできたことだろうか?
「口開けばくりかえし! ハルと別れろ別れろって。すきなんだからしょうがないじゃん!」
はいはい。
出たよー、リエカの『しょうがない』。
口開けば『しょうがない』。
ケンタとつきあってたときも、てるゆきとつきあってたときも、テストが赤点だったときも、リエカはいつも『しょうがない』だったっけ。
泣きわめくリエカの向こう、ドアそばから、うちのママがぼくを手招きする。
「ジュースとってくる」
てきとうな言い訳で部屋を出ると、ママはいきなり僕を踊り場に引っぱった。
「リエちゃんいつまでおくの?」
「いつまでって…」
「かりにも女の子を泊めるってイミわかってるんでしょうねっ。そうじゃなくてものりちゃん、こないだの模試ひど…のりちゃん! のり!」
きびすを返して部屋に戻った。
何が悲しくてこんなとき、模試のことなんか言い出すんだ。
へやへ戻ったらリエカが荷物まとめおわったとこだった。
「行くの?」
「うん。のりママもそろそろツノだろうしさ」
勝手知ったるの感じでとんとんと階段下りていく。
壁張りつきのママに会釈して、
「お邪魔しましたー」
そのまま表へ。
「待ちなよ送るー!」
ママを無視して、僕は追って出た。
商店街辺うろうろしてるリエカを放っとけず、ついてあるいて三時間。
ふだんならとっくにねてる時間。
眠い。
「帰ったらいいじゃん。私寝袋も持ってるし!」
つんとするリエカは心細いリエカ。
とてもおいては帰れない。
僕は携帯を取り出した。
「山根とか電話してみよか。あいつならまだ起きてるだろ」
「山根きらい。ハルとつきあうなら友だちやめるって言った。他校生ってだけで何よあの言い方。ムカツク!」
構わずライン開いて聞いたけど、確かに知人の態度は一律つめたかった。
~あんたなら泊めるけどリィはだめ。
~アイツとは絶交中。
~攫われちゃえ。
コロされちゃえって言っといて。
ひどい。
女子っていつもこんななのか?
確かにハルとやらとつきあい出してからリエカ一段と悪くなった。
でもさ…
と、振り返るとリエカがいない。
あのバカ…
バタバタさがしていると、黒いワンボックスカーのそばにいた。
背の高い、大人の男たちが一緒だ。
「のり! この人たち充電器あるって! 貸してくれるって!」
嘘だろ。
持ってたとしてもそんな奴らから借りない方がいい、と言いかけて、背後に気配。
振り向くと、アーミイジャケットの男がそこにいた。
河川敷でリエカが三人にまわされてるのをアーミイジャケットの腕の中で見た。
悲鳴上げて泣き叫んでるのをわらいながらヤッてる。
だからハルなんかとつきかあうから。
そんな考えが頭をよぎる。
だってハルいまここおらんじゃん。
おまえこんなことなってるのに助けにも現れんじゃん。
ハルって誰だよ。
んっ。
キスが唇と思考をふさぐ。
アーミイジャケット。
僕のジーンズの中に手つっこんでもみしだいてる。
最初からリエカより…ぼくがいいって、あ、ヤだ…
ぼくのがジーンズの中をぬらした。
「感度いいねェ。さあてお返ししてもらおうか」
ジーンズ下着ごと下ろされた。
「やめ、ぼく、男だし、そんなっ」
「男だからイイんじゃんよ」
アーミイジャケットが自分の取り出す。
デカい!
ぼくのの三倍ある。
やだあああああっ!
大人の強い力に逆らいきれずに、女の子みたいにわんわん泣きながら、ぼくは後ろを奪われた。
放たれた精液が後ろからしたたって、ぼくの股間を濡らす。
何人分?
もうわからない。
リエカ犯ってた奴らもこっち来た。
逃げれたの?
ぼくおいて逃げたの。
そりゃないよ。
ぼくは、ああっ!
いちばんリエカを追いまわしてた奴がいまぼくを使って、パンパンと腰をうちつけてる。
その間もアーミイはぼくにキスしてる。
生き物みたいな舌が煙草の匂いと一緒に僕のロを凌辱する。
もういやだ。
やめてよ!
ぼくは女じゃないっ。
「女だよ。ケツマン△嬢ちゃまだ」
「テツの言う通りだった。女はゆる、い、わ、うおっ」
イッた液がなかに当たる感じがわかる。
痛い。
臭い。
腥い。
嫌だ。
もう、放…
ううっ。
アーミイがまたぼくにまたがった。
少し向こうにリエカが倒れてる。
めくれあがったスカート。
すべすべのおしり。
ぴくりとも動かない。
死んでる?
死んでる???
「暴れるからよ。ちょっと手荒くしたらこわれやんの。ガキはモロくていけねえ」
テツがほんとに面白そうに笑った。
三週間つれまわされた。
髪にリボンされて、ドレス着せつけられて犯られてるとこに警察踏み込んできた。
マスコミは箝口令だけど、ネット社会だ、すぐ回るだろう。
ぼくはこれからどうなる?
これからどうなる……
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