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部活をサボって賀川の家へ来たけど南は玄関で靴を脱ぐのを躊躇った。
「早く入って下さい」
腰をグイッと押されて南は赤くなる。
ゆっくり靴を脱いで家へ上がると賀川は自分の部屋に誘導してきた。
「あの・・・・、賀川・・・・・」
「緊張する?」
柔らかく笑う賀川に見透かされていて南は体温が更に上昇するのを感じた。
「ここまできて往生際が悪いですよ」
クスリと笑われ背中を押されて賀川の部屋へ入った。
カチコチに固まる南に賀川がベッドに座って手招きする。
扉の所から一歩も動けずにいる南に賀川が苦笑した。
「早く来てください」
「う、うん・・・・・」
頷くだけでこっちに来ようとしない南に賀川がしびれを切らせて立ち上がる。
ビクっと身体を跳ねさせて南は扉を開けて廊下へタタタと出て行った。
「やっぱり、今日は帰る!」
階段まで足早に行く南の手を掴んで引きずるように抱き寄せ賀川は顔を自分へ向かせた。
「何、ビビってるんです?もう、何回かしてるでしょう?」
「っ!!!」
赤い顔でギュっと目を閉じ黙る南に賀川の欲が出てくる。
「廊下で襲ってもいいんですよ」
耳を甘噛みしながら囁くとビクんと更に身体を硬くした。
本気なのか賀川は南の下半身へ手を伸ばすと南は腰を引いて拒否する。
「やっ!やだっ!!」
「じゃあ、俺の部屋来て下さい」
賀川は南の手を引いて自分の部屋へ戻りベッドに座らせた。
「エッチ嫌いですか?」
まだ数回だけだけど必ず気持ち良さそうになってるのに毎度しぶる南に賀川は首を傾げる。
南は困ったように眉を垂らして小声で答えた。
「嫌いっていうか苦手というか・・・」
「苦手?なんでです?気持ちよくない?」
ストレートな聞き方をしてくる賀川に南がブワッと赤くなり黙り込む。
どんだけ純なんですか?
呆れてしまったがそれを表に出すと南のプライドを傷付けるだろうと思って賀川はニッコリ笑う。
「痛いとか苦痛とかは無いんですよね?」
こくこく頷く南にとりあえず安心すると賀川は南の隣に腰を下ろした。
「元カノとは結構してたんですか?」
「・・・・・ちょくちょく」
この手の話が嫌なのか南はそっぽを向きながらソワソワし始めた。
「俺とが嫌とかでは無いんですよね?」
「え?あ、・・・・・うん」
「元カノの時もこんな感じで逃げてたんですか?」
「逃げてなんてない!ただ、あんまり好きじゃないだけ!もう、この話止めよう」
ササッと答えてこの話を終わらそうとベッドから立ち上がる南の腕を引っ張って賀川はもう一度座らせた。
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