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達して、惚けていた頭が冷静になるにつれて、「まだ休憩するにははやい」と言った神田の言葉と、今の行動とを、少しづつ理解するようになる。
「なっ、なにするつもりだよ!」
粘液を、御崎の緩く割れた腹筋と自分の手に絡めて塗り付けるように神田の手が動く。
体温の移った粘液は冷たくはないが、ぬるりとした感触を纏った肌に、手袋の布に覆われた指先が這うと擽ったく、皮膚がざわつき鳥肌が勃つ。
そして、粘液を絡めた自分の肌と黒い指先が少し離れた時に、銀色の糸がツゥ・・・と引いて切れない様子が、なんとも言えないいやらしさを含んでいた。
身体を捻り、神田の手から逃れようとするが、鎖に繋がれた肉体は、やはりただくねるばかりであった。
「ッ、くっ、クソッ」
黒手袋に包まれた神田の手が、指先で肌を撫でながら、ゆっくりと御崎の身体を下っていく。
「やはり。女と比べると硬いな」
太股の筋と脚の付け根をなぞりながら、神田はまるで実験の結果のひとつを楽しむようにひとり呟いた。
御崎自身は、肌をいやらしく這い回る指の感触に震えているのにも関わらず、神田の態度はまるで淡白だ。御崎に、いやらしい疼きを与えているのに、それを何でもないことのように、神田の目には感情がない。
それが御崎にとって、なによりも屈辱的だった。
「―――ッ!ぁ・・・」
御崎の身体がビクンと大きく跳ね、肉体を繋いだ鎖が音を立てる。
神田の手が、御崎の足の付け根を滑り、尻の割れ目に指が触れたのだ。
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