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だがしかし、緩く扱くばかりでは到底射精にはおよばない。
あの時、神田に無理矢理イカされ続けた刺激が、まだ御崎の身体に淡い燻りとして残っているのだ。あの強烈な快感を覚えてしまった身体が、これじゃ足りないと疼くのだ。
「・・・ッ、ぅん、んっく・・・っ、はぁ、」
イケない身体が焦れったい。
だけど、どうする事も出来ずに、御崎は身体を丸めて自慰を続けた。
「・・・どうした?イケない?」
モゾモゾと、緩い自慰を続ける御崎の変化に気付いたのか、神田が御崎の汗ばんだ太ももに指先をスルリと這わせながら問いかける。
その指先が擽ったいのか、はたまた気持ちがいいのか、御崎はピクピクと膝を震わせ吐息を吐いた。
「・・・、ん・・・ッ、い、いけない・・・いきたく、ない、」
「そう」
小さな拒絶に、神田の指先が離れていく。
他人から与えられる刺激が薄れたことに、御崎はホッと息を吐いた。
神田はダークスーツの胸ポケットに手を這わせると、そこからメガネケースにしては小さめな楕円形の箱を取り出した。
暗がりに栄える鮮やかな紅色のケースを横開きに開けると、そこから、マドラーのような細い棒を丁寧に取り出す。
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