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口の中を見られる事は想像以上に恥ずかしい事であり、言われるがままに口を開いてしまったことを御崎は少し後悔した。
唾液が泡立ち、口内で糸を引く様子を見られていると思うと、頭に血が上り、顔が赤くなるのを感じる。
けれど神田はそのことを指摘することはなかった。
「その濡れた口で、今度は奥まで一気に咥えてみて」
神田の手が離れていく気配を感じながら、御崎は小さく頷く。
神田の萎えたペニスに手を添え、唾液を零してしまわないようにゆっくりと口に含んだ。
「そう。そのまま、全体に唾液を絡ませるみたいに舌を動かして」
(・・・絡ませる、絡ませるみたいに・・・)
御崎は脳内で神田の言葉を反芻しながら舌を動かし始める。
神田の指示に従おうとする意志が強いせいか、自分の下肢にも同じように付いている性器を口に含んで愛撫しているという感覚は薄れていた。
「んっ、く・・・んんっ」
顔を上下に動かして、全体に唾液を塗り付けるように舌を使う。
ヌルヌルと、唇を擽り咥内の粘膜を擽る感覚に、頭がジワッと痺れた。
「そうそう、涎を零さないように啜ったりして、時々口を窄めたりするの、出来る?」
神田に言われた通りに愛撫を続けると、少しづつ咥内のペニスが形を変えていく。
さっきと違い、反応があることが嬉しくなり、御崎は懸命に奉仕を続ける。・・・だが、
「・・・・・・」
やはり、性的快感を覚えている感覚としては、反応が鈍い。
その事に少し不安を抱き始めていた時だった。
「・・・なぁ、おい」
「んぅ?」
どこか不機嫌な神田の声に顔を上げる。
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