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⑥
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「っ!!」
翌朝、目覚めると信じられない程の痛みが身体中を襲った。何より痛いのは、腰、僕のソコ、彼を受け入れた後ろ、ヒリヒリする。
起き上がることもできず、ベッドでぐだぐだしているとドアが開いて彼が入ってきた。
片手には、マグカップを持っている。目を合わせるのは、何だか憚られて思わず寝たフリをしてしまった。
彼は持っていたマグカップをベッドサイドへと置き、ベッドへと座った。
どうかバレませんように…!
ふっ、と彼の顔が僕の耳もとに近づくのを感じる。吐息が首筋に当たって、ゾワっと鳥肌が立つ。変な声が出ないように息を殺す。
「昨日、すごいかわいかったね、龍。
あんなに、びちゃびちゃに濡らしちゃって」
耳元で囁かれた言葉に思わず飛び起きる。
腰が痛い!!!体痛い!!!
涙目で彼の顔を見ると、昨日と同じ意地悪い顔。
「あ、あれは!!!!」
「なに?」
ニヤニヤしやがって!むかつく…!
口喧嘩で勝ったことはないから、更にむかつく。布団の中に逃げ込んだ。
「そうだ、龍、ちょっと出てきて」
「やだ!」
「せっかくココア作ってきたのに」
う、ココアは飲みたい。欲望には勝てなくて、目だけを布団から出す。そしたら、ふと柔らかい笑みを彼は溢してマグカップを僕に差し出した。
受け取ろうとしたら、後頭部を摑まれて、さっきと同じ様に耳元に彼の息を感じる。ビクっと、体を揺らして逃げようとしたら
「今度俺以外のヤツに触らせたら、もう昨日ぐらいのことじゃ許してあげないよ」
「っ…………!!!」
「わかったら、何ていうんだっけ?」
次、ふざけた真似したら確実に殺される。昨日ぐらい、ってあれ以上ヤられたら僕どうなるんだろ…考えただけで、背中を嫌な汗が流れる。
「龍、返事は?」
「はい!」
「よし、良い子だね」
そのあと、ココアは全て口移しで飲まされた。彼がそれだけで終わらせる訳もなく、口ん中を隅から隅まで弄ばれ息も絶え絶え。もう変な好奇心を実行に移すのは止めようと、ぼーっとした頭で考えた。
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