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「いつか俺がお前を幸せにする」
そう言って僕のうなじを噛んだ
彼は消えた
数年後に会った彼は他のΩを連れていた
「…お前誰だっけ」
そう言って嘲笑った
彼は僕のことを忘れていた
あの頃の約束は違われた…
レイプで無理矢理番にしたくせに
君は悠々と幸せへの道を進むのか
そんなの許さない赦さないゆるさないユルサナイ…
頭の中のナニカが切れる音がしたような気がした
その後のことはよく憶えていない
ただ、目の前に憎い彼とその下に広がる赤
それを見下ろす彼と一緒にいたΩ
僕とその子が手にするは赤く染まったナイフ
それをボーッと眺めていると腹部に冷たさを感じた
直後に熱がきて、それが広がり続ける
膝から力が抜け、僕は崩れ落ちた
霞む視界の中あの子が崩れ落ちるのを見た
不敵に嗤う彼の声が最後の記憶
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