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じゅうご。
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その後夕食を食べ終え、兎代達4人は風呂が沸くのを待ちながら、テレビを見て時間を潰した。
それぞれ交代制で風呂に入り、気づけば時計の針が夜の22時を指している。
寧々は今日の事で結構疲れていたのか、終始うとうとしていて、眠そうに目を擦っていた。
「…では兎代さん、伊月さん。おやすみなさい。」
質の良さそうなワンピースのパジャマを着て、寧々は家から持ってきたお気に入りの枕を抱え、おやすみの挨拶をする。
「ああ…、おやすみ。」
兎代はチラリと背後にいる春真を見た。
彼女は大人っぽいシャツの紺色のパジャマを着ている。
開けたボタンからは胸の谷間と銀のネックレスが見えており、色っぽい。
だが雰囲気は男気のある美しさで、男としてそそられるというよりは、尊敬する色気だった。
彼女は無言で一礼して、眠そうな寧々を連れリビングを後にする。
(……アイツ、男として生まれてたら絶対にモテるだろうな。)
ていうか女でも、普通にモテそう。
「いでででででで!!!」
そう思っていたら、いきなり横から伸びてきた手により兎代は頬を思いっきり抓られた。
「なに鼻の下伸ばして、よそ見してるんですか。」
「いだいっ!いだいですっ!」
パッと呆気なく離され、兎代は腫れて熱くなった頬をさする。
「……変態。」
「誰が変態だ!誰が!」
ジトリとした目で、伊月は彼を怒るように睨みつけた。
「若様ですよ。わーかーさーま。人の胸をジロジロと見て……はしたない。」
「は、はあっ!?だってあんな大きく胸元が開いてたら普通見ちゃうだろ…!
伊月は見なかったのかよ!?」
「今認めましたね?
へぇ……、そんなに大きなおっぱいが好きですか…?やっぱり若様も普通の男の子ですね。
………あれの何処に魅力があるんだよ。」
そう言うと、伊月は背後から兎代の乳首をつまんできた。
「んぁっ…!」
「俺はあんな脂肪より、
コッチの方に目がいくけどな……。」
パジャマの上からコリコリと乳首を弄り、耳には甘い声を吹きかける。
「はぁっ……、だ…駄目…!ぁ…やめっ……!」
伊月によって開発された敏感な彼の身体は、ビクビクと小刻みに震え熱く反応してきた。
いやだ。
逃げたい、逃げたい、逃げたい。
兎代は頭を振りながら、必死に身体をねじり抵抗する。
だがその瞬間、伊月によって頸を噛まれた。
「ひゃあっ……!」
「逃げるなよ…。逃げると余計に捕まえたくなるだろうが…。」
背後にある伊月の柔らかな雰囲気が、どんどん甘く、鋭いものに変化していく……。
「あ……あぁ……っ……。」
その雰囲気に身体が甘く痺れる。
ーーそれは楓に戻る合図だった。
耳にぴったりと唇をくっ付け、彼は重く色気のある声で兎代を落としてくる。
「……俺の部屋に行くぞ。」
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