アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
君に出会う
-
「桂…木、さん?」
突然のことに驚いた卓斗の涙は自然と止まっていく。
どうしたのか、という疑問を抱きながら、悠の腕の中でどうすることも出来ずにいると、頭上から呟くような声がした。
「タク…」
小さく呟かれた名前。
聞き取れるかどうかの大きさだったが、卓斗の耳にはしっかり聞こえてきた。
(タク?)
悠の口から出た名前に、卓斗は少しばかりの懐かしさを感じる。
そのまま卓斗は昔の事を思い返していた──。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 23