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Episode2-13
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「俺の名前、わかります?」
「………まぁ。」
「どうしても慣れないなら、苗字でもいいですよ。」
「福士、さん。」
苗字なら、仕事でも呼び慣れているから
簡単に言葉になった。
「………巧さん。」
「………はい。」
「って、呼びますね、俺は。」
さっきまでおどおどしていた福士さんはもうどこにもいなくて
そこにいたのは、少しだけいたずらっぽく笑う
福士さんだった。
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