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Side雪疾 2-8
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「………無理させてないか、心配にもなりますよ。」
「はじめに言いましたよね。だめなら玄関で言ってますって。」
巧さんはそれだけ言って、部屋から出て行ってしまった。
「ちょっ…。」
「………俺の部屋、隣なんで。何かあったらいつでも来てください。」
返事をする間もなく
ぱたん、と部屋のドアは閉められた。
「………どーしよ。」
こんなにもリズムのとれない人は初めてだ。
俺が追いつけてないのか、それとも向こうが速いのか。
とにかく頭の中が混乱していて
とても何か考えられる状態ではなかった。
「………今日はもう寝よう。」
俺は、綺麗に整えられているベッドに潜り込んで
目を閉じた。
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