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Episode3-3
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「………なんか、変な感じです。朝起きてすぐに、誰かと会話するなんて。」
「そうですか?」
「………ええ。俺の場合、仕事以外ではあまり人と関わらないようにしているので。」
「そう、なんですか…。」
福士さんが俺から目を逸らしたのに気づいて
俺は言葉を続けた。
「……でも、福士さんは、嫌じゃないですよ、珍しく。」
医者という職業のせいなのか
それとも福士さんの人柄なのか
この人を"汚いもの"とは思えなかった。
むしろ、真っ白に見えた。
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