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証拠??
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「辛いかもしれないけど、少し写真撮らせてもらっていいかな?この身体中の傷とその指の怪我をね。」
「う、ん。」
「れんって男を逮捕できるまでの証拠が足りない。」
「…」
「れんがいる場所わかる?」
「わ、かんない。必死で…逃げてきた。殺される覚悟で逃げてきた…」
「そかそか。辛かったよね。もう大丈夫だよ。」
「もう怖がらなくていいからね」
彼は優しかった。
すばるさんのように…
「あー。それと…明日さ俺仕事なんだよね。んでー9時にすばるっていう俺の友達に面倒見てくれるように頼んだんだけど大丈夫かな。」
「…す…ばる…さん…す、ばるさん!?」
「おっ?知ってんの?」
「う、ん。ぼ、くにや、さしくしてくれた、ひ、とのなまえと、おなじ!」
「おー。その人だといいな。写真あるけど見る?」
「み、る」
写真見せてみるとゆうしくんはニコニコしてた
この人だーこの人だって今まで以上に笑顔だった。
すごく嬉しそうだった。
俺は喜ぶ姿を見てホッとした。こいつにもちゃんと感情があるんだなって。
「多分ね、ゆうしくんのこと一言も言ってないからあいつ犬か猫だと思ってると思うよ笑。驚かせよっかすばるを笑」
「お…どろ、くか、な?」
「多分ね笑人探してるって言ってたし。ゆうしくんのこと探してるんじゃないかな?」
「うんっ!」
元気そうなゆうしくんをみて俺はすごく嬉しかった。
すばるならちゃんと見てくれるだろと連絡して良かった。
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