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誰?
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「ぅ・・ん・・」
「起きろ」
「や、だ・・さ、わら・・ない・・で・・きらい・・」
「おーい、おきろ」
「・・・え・・・だ、れ?」
「お前うなされてたけど、なんかあったの?」
起きるとそこはふかふかのベッドだった。
今、目の前にいる人に助けられたのだろうってことだけは
分かった。でもこの人が安全であるという保証はない。
「聞いてんの?なあー」
「ご、ごめんなさい。きいてない。」
「聞けよこら。で、裸足でどこ行こうとしてたの?」
「・・・あいつから逃げてきた。あいつから離れられればどこでもよかった。」
「なんか訳ありな感じだけど。あいつって誰かな?聞いていい?」
「・・・やだ、あなたが誰かもわからない。もしかしてあいつの仲間かもしれない。」
「あぁ・・たぶんそれは大丈夫だと思うけどなぁ・・。俺一応警察官なんだけど。それでも信用できない?」
「う、ん。ごめんなさい。」
「じゃあ、そのあいつってのはきかないから、何があったかだけでも教えてくれる?」
「う・・ん。いいよ。僕ね…監禁されてたの。」
「その傷もあいつのせいなの?」
「う、うん」
僕の身体は傷だらけだった・・。
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