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賽は投げられたⅡ
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はぁ?、と小馬鹿にした笑い声が脳内を木霊する。
続けて 俺は興味ない と言い放った。
嗚呼、本当に可哀想だ
俺も巡も…。
それでも
「俺は、めちゃくちゃ興味ある」
「うざい」
即答。
つくづく腹を立たせようとする。
キレさせたいのか?
嫌われたいのか?
それとも--。
気にかけて欲しい…?
感情表現の下手な人がよくやる、感情表現の裏返し?的なあの、何とも言えない面倒臭い人種?
読めるわけねぇじゃんって突っ込みたくて仕方ないあれ?
わかんねぇけどさ…。
とにかく
ここでキレたら俺の負け。
負けを認めれば先はない。
まだ勝負は決まってない。
「うざくていいから、言葉のキャッチボール続けようぜ?」
冷静に、相手を刺激しないように…。
って、刺激してんのは巡であって、俺はされてる方で、、冷静に…俺がなれてない⁉
ふっ、と今度は鼻で笑われる。
そんな巡を睨み付けると、巡の顔は強張った。
小馬鹿に笑った顔が一気に引き攣る。
本当は何を考えているのか
本当に望んでいるのは何か
読むに読め無い、その表情に段々と戸惑いを覚えた。
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