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無力が故に闇に誘われX
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取扱説明書
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ー赤峰巡取扱説明書ー
俺と友達あるいは恋人になってくれた人へ
この度は俺の事を気に入ってくれてありがとうございます。
これから、仲を更に深める為の掟(マニュアル)を上げて行きます。
俺自身、家族の事を書いてます。
書いてある事への質問は余程わからない場合以外は受け付けません。
ここに書かれた事は他言無用でお願いします。
※守ってください。破れば全てが破棄になります。
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あの後何故か読まなきゃと言う思考に駆られ、最初から開いて読んだ。
でも、この内容に対して最初に出た言葉は
なんだよこれ…
だけだった。
本当にそれしか言葉が浮かばない。
思っていた内容と違った事に安堵しながらも、何?何?何?と頭には?しか浮かばなかった。
時間が経って正常になった頭は色々と考え出した。
こんなの人間じゃない、ロボットだ
自分を機械扱いしてる
一体過去に何があった
今度は考え出したら止まらない。
ぐるぐる回る思考を一旦停止してこの先を読む事を破棄して、パシッと頁を閉じる。
1頁の挫折、、。
最後に見た“破棄”と言う文字は、俺の心と脳にへばり付いた。
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