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無力が故に闇に誘われXⅥ
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基本編
●俺と話して下さい
●俺の隣を歩いて下さい
●俺を迎えに来て下さい。因みに迎えに行く
ことも可能です
●俺から話したくても、話せずいる時は時間
がかかっても聞いて下さい。
貴方の色にも染まります
貴方好みにもなります
俺は貴方の貴方は俺のたった一人の存在だから
__________
何となく。何となくだけど、願望なんだと伝わる。
次の頁を開く。
__________
友達編
俺は友達との付き合い方を知りません。
__________
と一行目に書かれていた。
ど直球の知りませんって言葉とこのノートと言い、過去に何かがあった事を直々に指している気がする。
でも、このノートには過去について何一つ書かれているような感じはなく、続きの文が紡がれているだけ。
__________
何処に行けば楽しいのか、どんな話が盛り上がるのか、さっぱりわかりません。
俺から話題振りをする事はほぼ無いと思って下さい。
ただ、遊園地やゲームセンターが選ばれる事だけは知っています。
何をしてるのか理解出来ません。
話しかけてくれたら話します。
友達となったのでタメ口、名前呼びはしたいです。迷惑でなければ。
これに関してはお答え頂けるとありがたいです。
こんな感じですかね?
足りなければ教えて下さい。
_______________
友達編はそこで終わっていた。
こんな風に友達を作るって面白いとか通り越して面倒臭い。
これが巡のやり方ならと理解しようと試みるが無理だ。
直に話した方が早いし、知れる事沢山ある。
この時点でノート返して、言葉の会話がしたくなった。
話したい人が目の前にいるのに会話もなくノートを捲るペラって音だけが響くこの空間が、何よりも息苦しい。
閉じていた目を開いて、次を見る。
次の見出しは学校編と書かれて、ノートの真ん中で線が引かれていた。
友達、恋人と書かれて分けられていた。
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