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望む答えはただ一つⅦ - 巡side -
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ポツンと残された俺は思い足取りで帰路についた。
兄ちゃんにメールした。全部話すって。
本当は許されないとわかっていても、罪のないはっと……柊季に嘘を付くのは嫌だった。それなのに、返ってきたのは“見損なった”の言葉。否定して伝えようと言葉を発する前には言い訳。
今までだってノートを渡せば馬鹿にすんな!と言われ、虐めのネタにされていた事に変わりない。それが辛かったのは事実だが、柊季に言われた言葉は今までとは比にならない程に俺を苦しめた。
信じたかっただけに、あの言葉は棘があった
また俺はあのノートをネタに馬鹿にされ虐められる
柊季はもう、俺を許してなんてくれない
柊季は俺を苦しめる
柊季は……本当にそんな事するだろうか?
怖い、怖い、怖い、怖い
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