アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
本気Ⅰ
-
巡は時計を見るなり、遅刻すると言って俺を部屋から出そうとした。そんな巡はパジャマ姿のままで行く気がなさそうだ。
もう休むと決めていた俺。連絡はしてないが高校生にもなって律儀に連絡なんて入れる物だろうか?俺は入れないかな…?親はいれたけど。
だから俺は連絡しなくていいと、追い出そうとする巡を止めて一応渚にメールしといた。
巡は何で?みたいな表情見せたけど、理解して母親に何かを告げに行った。
少しして戻ってきた巡の手にはお茶の乗ったお盆が持たれていた。
「あっ、ごめん。迷惑掛けてんな…」
「いいから…もうお母さん仕事行くし」
「…ごめんな」
「……いいって」
俺は絨毯の上で胡座を掻いて座る。巡も絨毯の上で胡座を掻いて、お盆を挟んで座った。
ズズッ
ゴクン
カタン
ズズッ、ズッ
コクン
カタン
互いのお茶を啜る音が部屋に響く。
相手の様子を伺いながら、良きタイミングを計る。
緊迫した空気が漂う。
えっと…………
進みません!!
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
100 / 196