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よし! 智也サイド
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何でだろう。一人になると、急に泣きそうになってきた。
思えば一目惚れだった。
昨日初めて会って、一目惚れして。
自分と同じ部屋で喜んで。
王子様と仲良くなりたくて声かけて。
海音君のこと何にも知らないけど。
けど……海音君のこと……好きになっている自分がいた。
って、何暗い雰囲気になってるんだ!僕は!
まだフラれたわけじゃないのに!
そうだ!寧ろ王子様が僕を頼ってくれているんだ!
頼むって!そうだよ!
まだ王子様と何もしてないのに落ち込む何て、僕らしくない!!
「よし!気合入れよう!
あっ、王子様を待たせちゃダメだよね」
僕は急いでカバンを置いて王子様の元へ向かった。
王子様はずっと部屋の前で待っていたようだ。
「ごめんね、待たせて。
えぇっと、本館の方に行こうか。
それとも先にこの寮内を案内しようか?
娯楽施設とかあるけど……」
寮の方を先に教えておいた方がいいのかな?
露店風呂とか購買は教えておいた方がいいよね。
全部見て周れるかな?
「ああ、頼む」
「分かった」
ふふっ、今から王子様とデートだ!
王子様はそんなこと思ってないだろうけど。
これはデートだよね?
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