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折角地図貰ったし、校内探索でもするか
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俺は理事長室をさっさと後にして、この後どうするか考えていた。
「折角地図貰ったし、校内探索でもするか」
地図を見てみると校内の中に音楽室が3つ、図書室が3つ、寮と同じような規模の購買が2つ、他にも様々な目的でつかわれる教室が複数ずつあった。
こんなにいらないだろう。
せめて2つ、購買なんて1つで充分だろう。
「おっ、温室がある。行ってみるか」
学園内の校舎に囲まれるようにポツンと中庭がある。
中庭と言えばこじんまりとあるように思えるが、この学園の中庭は結構大きい。
温室も然り。
校舎から外れるようにそれはあった。
「へぇー、いろんな植物植えてんだな。
どれも見たことない」
食物もそうだったが植物も前の世界とは全く別物だった。
同じような植物があったと思えば、どこか作りが違っている。
「おー、ベンチまである。
それにあれはお茶会用か?」
ベンチから少し離れた所に綺麗な装飾のテーブルとイスがあった。
俺はベンチに座って植物をしばらく眺めていた。
「見れば見るほど不思議だよな。
動く植物とか、スゲー歪な植物とか、いい香りがする植物とか」
ファーンタジー要素満点の温室だった。
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