アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
兄さん登場
-
せっせと荷解きをする僕の名は篠宮時雨。
いやー、それにしても荷物が多いw
余計なものは持たない主義なんだけどね?
まぁ、あれよ、本がね、およそ200冊くらいあるんだwww
その他、例えば、衣類も最小限だし。
うん、2時間もたたずに終わったw
どうしよう、暇だ。
しょうがない、なんか歌おうっ。
何歌おっかな?
「♪チャンカパーナーー♪
って、誰の歌だったっけ?」
やだ、記憶障害?!
な訳ないかーw
うん、暇w
つか、このくだり長過ぎじゃん?
ってことで、兄さんにメール。
『ついたよ?
そう言えば
…………
やっぱなんでもないw
今寮に居る
部屋番号は教えなーい
教えたらストーカーするしw
じゃ、現状報告終わりー』
っと、送信、ピッ☆
おっけー。
よし、腹へったし、なんか作るか。
……待てよ?
材料あんのかな?
そう思って冷蔵庫をopenしてみると。
「全部ある……」
野菜も魚も肉もその他もろもろ全部あったwww
ん? なんか紙切れが……
『食べ物は用意しといたよ?
by.お兄ちゃん』
……
嘘ぉっ!
あの人部屋知ってんの?!
怖い!!
あ、ヤバイ、メール送っちゃったじゃん……
絶対来んじゃん!
『ピンポーン』
ほらぁ!!
……仕方ないなぁ。
渋々玄関まで出て行くと……
「しっぐれーー!」
「痛ぁ!!」
兄さんに抱きつかれてそのまま押し倒された。
頭打ったらし。
うん、普通に痛いわ。
「ちょ、痛い」
「そうやって痛がってる時雨も可愛いよ」
いや、もうほんと怖いっ。
病んでんの?
えっとですね、このニコニコ笑顔の美形さんが、僕の兄さんです。
歳はちょうど10歳離れてる。
なんだか見ないうちに金髪になってるし、服装もホストみたいwww
兄さんの名前は
篠宮時都 -シノミヤトキツ-
時に都って書いてトキツって読みます。
読めない?
だよねw
兄さんは僕に頬ずりしてきた。
「いやぁ、本気で来てくれるとは思わなかったなぁ」
「兄さんの為じゃないよ?
要さんが、helpしてきたから」
「……オレは先輩より下なわけ?」
「要さん優しいしw」
「オレも優しいよっ!」
いや、なんか違うんだよねぇ。
補足だけど、要さんは兄さんの2つ上の先輩。
中学だか高校だかで一目惚れしたらしい。
で、交際中なんだとかw
「そういえば、なんでそんな胸元開けてんの?」
「オレねぇ、王道のホスト教師になりきってるんだぁ」
「ヘタレなのに?」
「いいじゃん!
そりゃ確かにヘタレは自覚してるけど……
だって、ホスト教師がオレの他に居ないんだもん!」
いい大人がもん、とか言うなやwww
「でさ、ここ玄関なんだけど?」
「え? あぁ、こんなところでヤったら痛いもんね」
「何の話?」
「兄弟愛を深める行為のハナシ~」
「絶対ヤらないからっ」
「そんな、ヤるだなんて、時雨のエッチ(照)」
もうやだこの人……
「ってか、何の用?
授業は?」
「授業は自習。
用はただ、顔見に来ただけ♡」
「そのハートやめてくんない?
寒気と吐き気するわw」
「ひでぇ……
そういえば時雨さ、誰に案内してもらったの?」
「会長」
「へぇ……
オレさ、生徒会の顧問任されてんだけど、なーんか会長に嫌われちゃったみたいなんだよね」
「ホストだからじゃん?」
「なるー」
っていうか、いい加減降りて欲しいんだけどな。
兄さんはこれが標準だと思ってるらしい。
やめてーwww
僕は無理矢理兄さんを退かしてリビングに移動した。
そのあとをついてくる兄さん。
なんか可愛いw
さて、そんな兄さんを正面に座らせて、っと。
ちょっと聞きたいことがあるんだよね。
ー補足ー
篠宮時都 -シノミヤトキツ-
腐男子教師
金髪に黒い目で、美形
いつもはホスト教師っぽく振舞ってる
理事長と恋人同士
時雨溺愛
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
6 / 198