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なんでかな
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僕、篠宮時雨は、少し不思議に思ってることがあったりしなかったりする訳じゃない。
何が言いたいかって?
僕にもわかんないw
「冷蔵庫見て思ったんだけどさ……
兄さんって、僕が補佐に選ばれること知ってたんだ?」
「うん。
だって、オレが言ったんだし」
「へぇ……
僕、あんまり目立ちたくないんだけどなぁ」
「でもさ、補佐なら会える時間増えるじゃん?」
「別にw僕は兄さんと会わなくてもno problemだわwww」
「発音いいねぇ?
……………………え?!」
何に対して驚いた?w
「オレは時雨が居ないとダメなのに、時雨はオレの事不必要だってことっ?」
「上乗せし過ぎw
そうじゃなくて、別に毎日会いたい訳じゃないってこと。
め、い、わ、くwww」
あ、兄さん、泣きそう。
やっぱ人の泣き顔とかって面白いよねw
ストレス解消になるわーwww
「ま、1回引き受けたからには最後までやるけどさ。
そのかわり」
僕はニッコリと笑ってやった。
「この学園、凄く変えるけどね?」
急に青ざめた兄さんに、クスクスと笑う。
「流石に事件を起こしたりとかはダメっ。
先輩の学園が潰れちゃ困る!」
「僕も要さんは好きだからそんなことしないよ。
けど、作り直すから、って言ってんの」
いろいろ変えたいところがあるんだよねぇ。
それにモジャモジャだっていう、先に来た転校生をぶっ潰してみたい。
与えられることしか知らなかった超我が儘お坊ちゃんが何もかも失ったら……
考えただけで面白そうだ。
そうなったら、モジャモジャ転校生の正面で、醜いツラ眺めてほくそ笑んでやるから、さ。
ついでに親衛隊とかも、厳しくしたいし、生徒会が権力ありすぎるのも変えたいし。
あ、でも、補佐のうちはそのままでいっか。
どうしよう。
何から変えよっかな?
とりあえず、守ることを優先に、ね。
さてと、明日から学校だ。
今日はさっさと寝よう。
「あ、兄さん、僕のクラスの担任って誰?」
「え? オレだけど?」
「マジかよ……」
なんで兄さんなんだよ。
どうせなら綺麗なお姉さん系とか、面白そうな人がよかった。
兄さんとか、面白味もクソもねぇじゃん。
はぁーーーー、と僕がため息を吐くと、兄さんは眉を下げた。
だけど、それは一瞬で、すぐに真面目な顔をした。
なんだろー、と思って首を傾げると、兄さんはいきなり「うん」と頷いた。
だからなにさ?
「時雨、髪切ろっか」
「なんで?
このままでいいじゃん」
「だぁめ、地味だとすぐに制裁の対象にされちゃうよ?
美人だってわかれば協力者も出てくるだろうし。
あと、眼鏡も取って」
「えー、不便」
「視力0.7あればなんとかなる。
嫌ならコンタクトにすれば?」
「コンタクトはやだ。
怖いし」
「(なにそれ、可愛いっ!)」
「兄さん、変な顔してるよwww」
「………………
とにかく、切るよっ。
オレ、一応美容師の資格あるし、綺麗な感じにしてあげるよっ」
何が( *˙ω˙*)b グッ! だよ。
兄さんがやったって…………ちょっと可愛いじゃん。
ってな訳で、僕は髪を切られた。
サヨナラ、僕の髪の毛……
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