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3日
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補佐任命式から3日経ちました、現在、机で清々しい気持ちで伸びをする僕の名前は、篠宮時雨。
この3日間を簡単に纏めると……
1日目、補佐任命式の翌日。
午前の授業を出席して、昼休みから生徒会室に篭ることにした。
3人分の昼食(自作の弁当)を持って、生徒会室に篭りっぱなしの二人に無理矢理昼食を食べさせた。
疲労回復には、睡眠と栄養は不可欠だからね。
それに、疲労が溜まってると、普段はしないようなミスも多くなって、逆に時間の無駄だし。
そして2日目。
その日も1日目と同じような1日だった。
そして、3日目の今日。
「終わったぁ」
放課後、午後6時半のこと。
溜まっていた仕事を全て片付け、椅子の上で伸びをした。
気持ちいいねぇ。
「…………まさか終わるなんて…………」
日月くん(1日目で下の名前で呼び合うことになった)が信じられない、というような目で、片付けられ、スッキリした生徒会室を見渡した。
「篠宮が異常なほど仕事が早かったからな……」
会長も信じられません顔でこっちを見てきた。
なんか褒められてる?
嬉しいw
「さてと、やっと次の段階にいけるねぇ」
そんな僕の言葉に二人が振り向いた。
「どうしたの?」
「次の段階ってなに?」
「え? 安曇野尋くんと親衛隊と仕事放棄中の役員をどうにかするんだよ?
日月くんも、このまんまでいいなんて思ってないでしょ。
一番いいのは本来あるべき姿に戻ることなんだから」
ねー?と首を傾げて微笑む。
「それに、僕は要さんと兄さんに言っちゃったんだから。
この学園を変えるって。
まだまだ仕事は終わらないねぇ。
まぁ、とりあえず今日は帰ろうか。
で、しっかりご飯食べて、ゆっくり寝て、明日は授業受けようよ」
こんな仕事ばかりだなんて、まるで社畜じゃん。
そりゃ、生徒会には仕事があって、それをこなすのは当たり前だけど、この量はおかしい。
役員が手伝ってないっていうのもあるけど、明らかに教師陣が生徒会や風紀に押し付けてるじゃん。
あーあ、これから大変だ。
まぁとりあえず、今日は帰ろう。
僕は荷物を持って生徒会室から出た。
今日の晩御飯は何にしようかな。
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