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勉強
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「わかんなぁいよー!」
「だから、ここはこの式の応用で」
「ねぇ、キスさせてー?」
「この問題集全部終わったら考えてあげなくもないよ。
で、n=がコレ使ったらわかるでしょ?」
「今、今すぐシたいの」
「話聞いてる?」
「うん」
「じゃあnは?」
「キスミー」
話になんない。
この下半身野郎。
「脳内お花畑かよ……」
「なにー?」
「幻聴じゃない?
……じゃあ、こうしよう。
1問解く度に僕からサービスあげる」
「え゙っ」←春くん
「やったぁ!
えっとねー、n=28,56,140!
どう?」
「できんなら最初からやってくれるかな。
無駄に神経使わせないで。
っていうことで、これはノーカウント。
はい、次」
ほんと、めんどくさい、この人。
僕の勉強ができないよ。
「できたー!」
「はや……
…………しかも、あってる」
「じゃあ御褒美」
そう言って会計は僕の上に乗りかかって来る。
「邪魔、重い、ダルい。
あー、つい本音がw」
「それワザとでしょ!」
バレたーw
それにしても、会計って呼ぶのなんかしっくりこないんだよね。
心の中で呼ぶいいあだ名ないかなー。
桜井……遊斗だっけ。
遊ぶかぁ。
さすがヤリチン。
うーん、ヤリ男でいーや。
モジャ男にヤリ男ってw
「うあっ、ちょっと、どこ触ってんの!」
「しーくんの可愛いムスコさん」
「遊斗!」
「痛い!!」
ナイス、春くん!
ほんとにフライパンで叩くとは思わなかったけどw
「まったく、油断もスキもない……
次、時雨に何かしたら、叩くだけでは済みませんよ」
「あれ、ハルルン、しーくんのこと、そう呼んでたっけ」
「私が時雨のことをどう呼んでいても、貴方には関係ないでしょう。
ヤることしか脳のない、下半身男が。
早く課題を終わらせなさい。
時雨が勉強できないでしょう」
「ヤwヤることしか脳のないwww下半身男www」
「ちょっと、なんでそこで笑うの?!」
「笑ってwwwないよwww」
「明らかに堪えてるじゃん!」
「あーもう、煩いな。
早くどいてよ、サービスあげられないじゃん」
ヤリ男を押しのけて、白紙に問題を書いていく。
「はい、サービス問題」
「なにそれ!!
酷いっ、しーくんってば、オレのこと騙したの?!」
「サービスって言ったじゃん。
ほら、早く」
ヤリ男は渋々問題を解き始めた。
そう、そうやって大人しく問題解いてれば、僕だって無駄にイライラしなくていいんだから。
つまり、今僕は少々イラついてるってことなんだけど。
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