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部活2
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俺が部室のドアを開けると、すでに何人かは帰っていたようであまり人はいない。
残っていた人のお疲れという言葉を聞きながら、自分の定位置に着く。
ウェアを脱いで、
暑くないようにYシャツだけを着る。
財布を用意してたところで木村兄から声がかかった。
「自販機なら俺も行っていい?」
断る理由もなく、OKして二人で自販機に向かう
俺も木村兄も炭酸を買って、部室へと戻った______のだが。
前を歩いていた木村兄が部室の前でいきなり止まり振り返った。
「…?」
「黒嵐…ごめん」
そう言って。腕を掴まれて、壁に押し付けられた。
「痛った…」
俺が自分で考えて言えたのは、ここまでだった。
「黒嵐…キスしてもいい?」
「えっ…と、木村兄?俺、男だよ?」
「うん。それでもしたい…だめかな」
いまの俺には、断る理由がなかった。
いや、いままでを思えば、断れなかった。
沈黙の後、自然と唇が近づいてくる。
持っていた缶が、抵抗なく床に落ちていった。
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