アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
妄想シチュエーション5
-
(なんだあいつ…下に何も着てないのか?)
悶々とそのことだけで頭がいっぱいになる。いつもならただ馬鹿にして終わるような感じなのに。
…戻って、普通に話せる気がしなかった。雅はただ普通に過ごしているだけなのに。
近所のコンビニで適当に買い物を済ませて家に戻ったのは、1時間後だった。
「…ただいま」
家の中は静かで、もしかしてもう帰ったのかと、上着を脱いでこたつのある部屋を見にいく。そこには、こたつに入ったまま寝ている雅がいた。
雅らしいとは思ったものの、このままでは風邪をひきかねないので、しゃがんで声をかける。
「雅。風邪引くぞ。起きろ」
「ん…?愁?…おかえり」
いつもよりも優しく、やわらかいそのもの言いにドギマギしてしまう。
「た、ただいま」
もそもそと雅がこたつから出てきて、俺の前で両手を広げる。
なにかあるんだろうか。そのまま見ていると雅がむすっとした表情になった。
「外寒かっただろうからハグしてあげようとしてたの!分かれバカ!」
雅は顔を赤らめながら、そっぽを向いてしまう。
不覚にも可愛いと思いながら、雅の頰に手を添える。
「ひぁっ…」
俺の行動が予想外だったのか、雅から驚いたようなそうじゃないような、なんとも言えない声が漏れる。
そのまま、雅を引き寄せて、抱きしめた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
28 / 96