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僕と先輩を繋ぐもの
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その場を離れて
歩き始めると
タイミングよく
ぐるぐるメガネの人が
僕の前に現れた。
「すみません、
あ、あの………僕やっぱり」
「とりあえず、コレつけて下さい」
ぐるぐるメガネは
そう言うと
『ガチャン』
何かを僕の手首にはめた。
何だ?これ……………
金属の
冷たい感触……
赤い……ブレスレット?
近くで確認しようとしたら
メガネは
ブレスレットから伸びた鎖を引っ張りながら
僕を再び先輩の方へ連れて行く。
金属の輪が手首に食い込み
痛みで顔が歪んだ。
「痛………っ、ちょっと離して……」
僕の悲痛な呻き声に
先輩が
勢いよく振り向いた。
「………おいコラ、くそメガネ
何してんだよ」
先輩は
ぐるぐるメガネから僕を奪うと
何故か背中に隠した。
「勝手に触んな。
つかお前、コイツに何し………!?」
『ガチャン』
「…………は?」
どうやら先輩も
手首に赤いブレスレットを
はめられてしまったらしい。
「んだよ、これ」
ブレスレットを外そうと
先輩が腕を曲げた時
「わ、わわ………」
僕の手首が
先輩にくっついていった。
「…………………」
「…………………」
驚き言葉を失った僕らは
顔を見合わせる。
ウソ………
これってもしかして………
手錠!?
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