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椎名は言われた通り
恭介の腹の上に股がると
麗しい漆黒の瞳で
恭介を見つめた
恭介は椎名の行動に
何の反応も示さず無気力のまま
椎名の黒い双眼を捉えていた
人形のような恭介の両手を床に張り付け
自分の下へ組み敷き
椎名はゆっくり上体を倒して
艶やかな唇を恭介へ近づけていく
一瞬だけ
恭介の澱んだ瞳をまた見つめ
唇を深く沈めた
恭介は目を閉じて
椎名の柔らかい肉質を迎え入れた
押し倒された時も
反応しなかった恭介の体が
ドク……と一つ一脈打ち
その瞳に少しだけ
色彩を取り戻していく
やがて静かに目を開けると
椎名のサラサラの黒髪に指を滑らせ
そのキスを堪能した
「………ん……」
恭介はしなやかに上体を起こし
腹に馬乗りになっていた椎名を
自分の腕に抱くと
一度
唇を離してから
端整な顔を傾け
下から突き上げるようにキスをした
その勢いで重ねただけの唇は
すぐに熱を発し
一気に貪るような
深いものへと変貌を遂げた
恭介は椎名の内膜を舌先でなぞり
唾液を溢れさせると
ジュルッと吸い上げて
また舌で流し込んだ
「……んんっ……」
あっという間に
ドロドロになった口の中で
舌同士が溺れまいと絡み付き
互いを確かめあうように
柔らかくうねらせる
恭介にジュブシュブと
掻き回される度に
淫執な甘い痺れが
椎名の足の指先まで駆け抜けた
「……んっ…んっ……ぅんんっ」
どちらのものかわからないほどに
無限に溢れる液体は
ゴクリと飲み込んでも
消えてはくれず
お互いの口から零れ
顎を伝った
甘美で優越な恭介の舌使いに
椎名は目眩がするほどの欲情に襲われた
全ての神経が
口先に集中しているせいか
手の指に血が行き届かず
ビリビリと痺れる
「………んんんっ……は…ぁ…」
キスの合間に
艶かしい吐息が漏れると
恭介は椎名の艶やかな声をも
飲み込み唾液に混ぜた
角度を変えて
激しく卑猥な音を立てながら
舌を使い何度も何度も
口の中を犯していく
その度に椎名は淫らに震え
悩ましく身悶えた
犯されたい……もっと……
もっと彼を感じたい………
「……んんんっ……はぁ……んんっ」
もたらされる快楽に狂い始め
浅ましい感情に翻弄されながら
椎名は更にいやらしい声を出した
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