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サディスティック・キス(※)【side/周防 恭介】
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椎名は俺を支えながら
ゆっくり膝を曲げて体を床に届けると
馬乗りになって
俺の髪の毛を乱暴に解かしながら
ぶつかるようにキスをした
「………んっ!……っ……」
舌を入れられ、中をかき回され
吸い上げながら唇を離し
また激しくキスをする
「…………んんっ!……椎……」
『チュッ……ズッ……』
「…………っ、んっ……ぁ、……」
いやらしく音をたてられ
俺は堪らず声を洩らす
訳がわからず
椎名のキスに必死でついていくと
突然、突き飛ばすように
唇を離し
俺を現実へと連れ帰った
「椎……名……?……」
「………………」
撫でていた俺の髪に指を絡めて
ぐっと後ろに引っ張る
「………うっ………」
俺は首をのけ反らせ
小さく呻き声をあげると
「……この………浮気者」
椎名は憎々しく呟き
俺の唇を思いきり噛んだ
「……いっ、つぅっ…!……」
痛みと一緒に
甘い痺れが全身を駆け抜ける
「いい加減、大人しく
僕だけに愛されればいいのに……
何で思い通りにならないんだろう」
独り言のように言葉を投げ掛けた椎名は
身を屈めて噛んだ場所を舐めると
また俺を啄むようにキスをした
俺の全てを埋め尽くすような
上から降り注ぐキスの嵐に
俺は身も心も
奪われていく
―――なんだ、これ……………
スゲ―――……、……気持ちいい……
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