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凶暴ハニー(※)
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「それとも恭先輩は……僕だけじゃ
…………満足できない?」
「そんなこと、な……んっ……」
椎名は首筋に舌を這わせて
ドクドクと脈打つ
俺の動脈を噛んだ
「………うぁっ!……っ!」
性的な熱が耳の裏から込みあげてきて
ビクビクッと体が痙攣する
椎名は噛んだ場所を
さっきと同じように舌で舐めると
キスをしながら
ジュッと吸い上げる
「あぁっ、やめ………っ」
「どうしたら
…………僕だけのものになるの?」
耳たぶを強く噛じられ
体の痙攣がおさまらず
助けを求めるように椎名のブレザーを掴む
「お前だけ、だっ……て、……っ、ぁっ…」
ダメだ…………
スゴすぎる…………
俺なんかより
全然………センシュアル……
つか、何なんだ………
突然
スコールのように降ってきた
キス…キス…キス…………
そして
『稲妻』時々『晴れ』みたいな
この凶暴さの合間に現れる
破壊的な可愛さに……………
……マジ………イカれそう………
「僕が………足りないって
……………………言ってよ……」
今度はブレザーを掴んだ俺の手を取り
自分の頬に擦り付けると
俺の目を見ながら
人差し指と中指を
舌を出しながら
味わうようにしゃぶった
「………ねぇお願い………言って……?」
椎名…………
エロ……すぎる……
ダメだ………堕ちる………
「……足りな……い………
…………お前が………欲しい……」
俺の自我を
嗜虐的なキスで
とことん崩壊させた椎名は
俺の呻き求める姿を見下ろしながら
勝ち誇ったように
可愛らしく微笑み
スクッと立ち上がって
スタスタとドアへ向かった
………………………
……………………へ?
「じゃ、行きましょうか」
「………………どこに?」
「は?寝ぼけてるんですか?先輩
このあと仕事って
言ってたじゃないですか……
ほら、送りますから」
……………………はは
あは……
はは……あはは…………
あれ―――…………
どうしたんだろ―――………
なんだか景色が霞むなぁ………
―――『ブラック稲妻』を
全身に食らい
魂が抜けきった俺の手を取ると
椎名は自分の指に絡めて
深く手を繋ぎ
満面の笑みで
俺の隣を独占した
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