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『Car Sex』1(※)【side/周防 恭介】
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『バンッ』
尾野っちが
車の外へ飛び出して行ったのと同時に
「あ…………っ!………」
椎名の細い体を倒しながら
自分の下へと引っ張り込み
狭い座席に組み敷いた
「ゃあ………んっ!……ダメ……んっ!…」
飢えた舌で唇を思いきり舐め回してから
割くようにして椎名の中へ侵入すると
「んんんっ、――――………っ!!」
椎名は体をくの字に曲げながら
ビクビクっと体を跳ねさせた
「椎名……………」
赤く染まった耳の中へ
自分の声を注ぎ込み
また唇を奪って
椎名の理性をもぎ取っていく
「あぁあっ、や、だぁ、喋らな………
んっ……は…ぁっ!………んっ!」
最初は驚き白い手で
俺の胸元を押し退けようと動いていたが
その手を掴んで
俺の首へと回し誘うと
髪の毛を乱暴に掻き回しながら
頬を両手で挟み
俺との結合をより深くた
「あぁ、恭……恭……欲しい……足りない」
「椎名………あぁ……俺も
お前が、欲しい………っ!」
狂うように舌を絡め
口を淫する合間に
お互いを求め霰もない声を上げる
「…もっと……んっ!っ、あぁ、ん、
―――……あっ……もっと!……して!……」
「は、……あぁ…どうして……俺…
…お前が!…んっ!はぁ!足り、ないっ!」
グラグラと脳が揺れ
欲望の波が
カラカラの体を飲み込み
一気に悦楽の渦が渦巻いていく
完全に快楽に枯渇しきっていた
俺たちは
まるで全身まるごと
性感帯の塊になったみたいに
少しの愛撫でも淫らに悶え
体を痙攣させ
狭く薄暗い
他人の匂いが充満する
空間で
貪るようにお互いを求めた
「早く……戻ってきちゃう………
………入れて……早く………」
「……………っ!」
限られた時間の中で
椎名は俺を求め尽くす
「………無理だ、できない………」
「どうして!」
「このまま入れたらお前が……っ」
「あぁ、もう………貸して!」
椎名は俺を押し倒すと
俺の下部に顔を埋めて
素早く口に含んだ
椎名から受ける初めての口淫に
俺の体が仰け反る
「うぅっ………あぁっ、しい、な……っ!」
『ジュル……ズ………ジュ……ちゅる……』
エンジン音で満たされていた車内に
濡れた音が響き
「うぅ………あ、………はぁ……っ!……」
背筋から耳元まで
甘い悦楽の痺れが駆け抜ける
もっと堪能したかったが
とにかく時間がない
俺はまた椎名を押し倒し
口から『ジュパッ』と
音を鳴らしながら自身を外して
自分の根元に指を添え
椎名の秘部を尖端で探し当てると
ぐぐぐっと挿入した
「あ、あ、あぁあ……っ……っ…」
椎名は俺の侵入に
内膜か擦れる感覚に戦慄き
突き進むたびに快楽の声をあげた
「………う、あ…………くっ……」
肉壁がうねりヒクつき
隙間なくびっちりと包み込まれ
技術室で抱いたときの快甘感が
再び俺の体にも襲いかかる
息つく暇もなく
俺は椎名の両太ももを掴み上げて
腰を目一杯
沈め密着させた
「……はぁ、………動くぞ」
短く言うと
椎名は俺の腕に爪が食い込むくらい
力一杯掴んだ
――――楽しむ余裕なんて
俺たちにはなかった
極限まで互いを枯渇させた状態では
息をすることもままならない
とにかくこの乾きを何とかしたくて
仕方がなくて
帰りの車の中で
視線を逸らしながらも
俺たちはずっと
空間の愛撫に晒され続け
もう…………限界だった
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