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もっとお前が欲しい(※)
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「んッ、………ふ………ンンっ……」
ねっとりとした粘液で満たされた口のなかで
舌を舐めとり、吸い上げるたびに
ビリビリと
官能的な欲望が背筋をかけあがった。
激しく灼熱のキスを浴びせながら
閉じていた目をうっすら開ける。
椎名の雪のように白かった頬は
さらに紅潮していて
行き場がなかった両手は
迫り狂う欲情の波に飲まれまいと
必死に俺の腕を掴んでいた。
白くなるまで固く握られた
椎名の手をほどいて
自分の指を一本ずつ滑らせていく。
無意識なのか、椎名はそれに応えるように
俺の手をぎゅっと握り返した。
好きだの愛してるだのといった
気持ちがなくても
男は本能で交じり合うことができる。
それを咎める唯一の理性は
まだ俺の中に残っていたけれど
このまま抱いてしまおうか、と思うくらい
椎名はいやらしく悶えた。
「せ、……んぱ……んっ……ん………」
この細い体に
真っ白な肌に
自分を焼き付けたい。
奥深くまで
入り込みたい。
自分と椎名の境界線が曖昧になるくらい
このキスに溺れたかった。
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