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俺が作業している間、何故か睨まれていたような視線を感じたが知ったこっちゃない。
仕事を奪われたからって怒んなよ。元はといえば遅いアンタが悪いんだから。
若干の居心地の悪さを感じながらも、同じように十分程度で終わらせた俺は
女子の分と男子の分、両方を持って職員室に向かった。
半分持つとか言われたけど、正直俺が運んだ方が絶対早いし。
けど、そう言う訳にもいかないから『もう時間も遅いから。』(←建て前)と言って先に帰らせた。
そう言ったら、さっきまで何やかんや食い下がってきてたのに
あっさり帰って行った。
…やっぱりお前も急いでたんじゃんかよ。
で、その後職員室に持って行ったところまでは良かった。
何が起きたかって?
このノートの束を受け取る肝心の黒崎先生がいなかった。
どこ行ったあのクソジジイ!
この時、目上の人間に対して口が悪くなってしまったのは見逃してほしい。
それから待つ事、三十分。
トイレに言っていたらしいジジ…先生に渡して、漸く学校を出た。
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