アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
20
-
で、今に至る。
流石にもういねぇか…
腕時計を見れば、いつも通る時刻より大幅に過ぎている。
半ば諦めにも似たような気持ちで坂道を登った。
だけど、公園が近付くにつれて、どうしてもここ一週間の習慣で耳を澄ましてしまう。
有り得ない。
そうは思っても、やっぱりもしかしたらと心のどこかで期待してしまうのが心理。
「…………、やっぱ聞こえねぇか…」
予想通りの結果。
だめ押しとばかりに公園内を覗くが、そこには思った通りの光景しかなかった。
「はぁ…」
落胆の溜め息を吐きながら、公園の中からいつも通る横断歩道へと視線を向けた時
「あ…。」
アイツがいた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 180