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デートってやつ。
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『キーンコーンカーンコーン』
授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。
これから休み時間だ。
僕はいつものように穂ノ尾くんを遊びに誘おうと、席へ向かった。
「ね、穂ノ尾くん。今週の休み遊べるかな?」
「え、お、おう……」
穂ノ尾くんは何故かすこし視線を逸らしながら言った。
僕が少し不思議に思っていると、
「あ、あのさ!展望台のある公園…って…わかるか?」
「え?展望台…あぁ、ちょっと遠いとこ?」
「そう…そこ…でさ…その…………ない…か…?」
「…?ごめんね、最後の方が聞き取れなかっ」
穂ノ尾くんは僕が言っている途中で、僕の腕を掴み、穂ノ尾くんの方へとグイッと引き寄せた。
そして耳元で、少し恥ずかしげに、
「その…デート…ってやつ…しないか?」
と、言った。
僕はびっくりして穂ノ尾くんの顔を見ると、りんごのように真っ赤になっていた。
「はい、喜んで。」
つられて僕まで赤くなってしまった。
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